住職ご挨拶  2022.1.1  新年のご挨拶
 
   

天王寺住職
柴田 聖寛

新年おめでとうございます。世界も日本もこれまでに経験したことのない危機に直面しています。その一つが新型コロナによるパンデミックであり、もう一つが戦争の危機です。

 そんなときだからこそ、私は「忘己利他」「山川草木悉皆成仏」の伝教大師様の教えが重要になってくると思います。人類は協力し助合うことが求められており、そんなときに争うのは愚の骨頂です。これまでも天台宗は世界平和実現の先頭に立ってきましたし、新型コロナの感染拡大を阻止すべく、祈りの心の大切さを説いてきました。

「忘己利他(もうこりた)」とは「自分のことを忘れ、他の人々のために尽くせ」ということであり、「山川草木悉皆成仏(さんせんそうもくこくどしゅかいじゃうぶつ」とは「山川草木や国土のように心をもたないものでさえも、ことごとく仏性があり成仏する」という意味です。

 利他の精神を持って、あらゆるものに仏性があるとの観点に立てば、人間のエゴイズムは克服することができると思います。今年も天台宗の一僧侶として、全力で布教に努めたいと思っていますので、これまで以上のご支援ご指導のほどよろしくお願いいたします。   合掌

     
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