住職挨拶集             年代の新しい順にしております
 平和の象徴の牛は健やかに大地を踏みしめて前進する
  新年おめでとうございます。皆様にとって素晴らしい一年でありますようお祈り申しあげます。
今年は牛の年に当たりますが、馬は神馬とも呼ばれ戦争の象徴であるのに対して、牛は聖牛ともいわれ、平和の象徴であります。お釈迦様のゴーダマという言葉は「特に優れた牛」という意味があります。牛のように平和な年であり、世界が健やかに大地を踏みしめて前進することを祈願してやみません。
 とくに、今年は「伝教大師1200年大遠忌」にあたることから、私なりに伝教大師様について書いてまとめたいと思っています。さらに、会津天王寺を創建された天台宗の僧観裕は、第58代光孝天皇の皇子とも伝えられ、30歳のときに行基作の11面観音像を背負って都を離れ、菩薩のお導きによって会津高田の地を選んだともいわれます。
 その故事にちなみ、会津天王寺55世である私の手で、僧観裕の遺徳を偲び、光孝天皇の歌碑を建立したいと思っています。
 昨年は新型コロナもあって、どこにも出かけられませんでしたが、牛のようにどっしりと、一歩一歩踏み固めていく所存ですので、何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 合掌
 
 ブログの話題の中心は新型コロナだったこの一年                                             2020.12.30
 今年も残りわずかになりました。皆さんにはいかがお過ごしでしょうか。この一年を振り返ってみますと、私のブログでも一番取り上げたのはやはり新型コロナについてでした。
 131日には「コロナウイルスと闘う中国の友人に支援の手を」ということで、中国の感染拡大について触れています。218日には、その段階で世界全体の感染者数が71324人に達し、死者が1775人に達したということを取り上げています。私は「国の壁がなくなったことで、世界中にあっという間に広がってしまうのではないか」とも書きましたが、実際に今その通りになってしまいました。
 信仰者として看過することはできませんから、村上圓竜御住職様(愛知県・常覺院)が発願人代表となった「世界疫病終息・大祈祷会―妙法蓮華経観世音普門本(観音経)壱百万巻読誦大祈願会―」が5月7日から8月15日までの100日間行われましたが、福島県からは会津天王寺が参加し、そのPRのために「世界疫病終息・大祈祷会」の看板を設置した。それがマスコミでも取り上げられ、私の「百日読経」の模様がTBSの系列局のテレビューで紹介されました。
 また、東日本大震災から9年目ということで、そのことも話題にはしましたが、次々と襲ってくる禍を一掃するためにも、祈りの心が大切になっているように思えてなりません。皆様にはこの一年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。合掌
 
 新年おめでとうございます                                                      2020.1.1
 本年は伝教大師最澄1200年大遠忌の前年にあたりますので、徳一との一三権実論争に関する講演会やシンポジュウムを前向きに企画しております。この論争は日本思想史上の最大の出来事ともいわれており、これをきっかけに仏教が日本化したわけですから、意義のあるイベントにしたいと思っております。
 干支がネズミということもあり、隅から隅まで光が照らすような世の中になることを願っております。今の時代は自分のことを棚に上げて他人を批判することがまかり通っています。伝教大師は「願文」において、自らを「愚が中の極愚」と卑下されたのでした。人間には謙虚さが必要であることを説いておられたのです。そこから自利利他の精神が生まれ、他人を利する菩薩道に通じるのです。
 また、本年は東日本大震災から9年目を迎えます。「災害は忘れた頃にやってくる」ともいわれますので、あの時の教訓を肝に銘じるべきだと思います。
 本年もまた、皆さんとともに、伝教大師の教えを学び実践していきたいと願っておりますので、何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。合掌
 
 未だに尾を引く原発事故  今年も東日本大震災の犠牲者追悼 会津天王寺と元三大師生誕の地玉泉寺で        2018.3.6
 東日本大震災や東京電力福島第一原発の事故を風化させてはなりません。平成29年6月1日の警察庁発表や同年3月31日現在の復興庁発表資料によると、直接の死亡者は1614人に対して、震災関連死者は2147人です。

 地震や津波の直接の被害ではなく、避難生活での体調悪化や過労などによって死亡した人の数の方が多いのです。<

 これまでに仮設暮らしで亡くなった人の数は、東日本大震災の岩手、宮城、福島の3県で1613人に達し、そのうちの759人が福島県です。亡くなった理由としては居室で病死、体調を崩して入院先で死亡、入院中の不慮の事故などが挙げられます。

 また、福島県民の避難者の数は、平成24年5月がピークで、平成29年11月の段階でも53275人もおり、未だにそれだけの人たちが普通の暮らしに戻れないでいるのです。

東京電力は先月28日、同原発原子炉建屋内で、ドロ―ンを使ってがれきの状況や放射線量の調査をしましたが、放射線量は最大で毎時15ミリシーベルトあり、本格的な作業をするには除染が必要なのを認めています。

 凍土方式による陸側遮水壁は、実際の効果のほどがはっきりしておらず、汚染水が1日490トンから110トンに減ったにしても、それをどう処理するかも決まっていません。

 さらに、福島県内の子供の甲状腺がんについては、NP甲状腺癌子ども基金によると、6歳から15歳の子供を継続的に検診したところ、159人が癌と判断され、そのうちの84人が手術し、そのうちの1割が再手術を余儀なくされました。原発事故は未だに続いているのです。その事実から目を背けることはできません。

 昨年に引き続き来る3月11日には、東日本大震災の会津三十三観音二十八番札所高田観音の会津天王寺と、滋賀県長浜の元三大師の生誕の地の玉泉寺の2ヶ寺で東日本大震災の合同法要を行いますので、ご参列のほど何卒よろしくお願いいたします。合掌

 
 新年おめでとうございます                                                             2018.1.3
 皆様にとって幸多き年になりますように、ご祈念申し上げます。本年は戌年にあたりますが、犬は社会性があり、忠実な動物であるといわれます。そこから勤勉で努力家とのイメージが定着しています。それと同時に、私は突破力を感じてなりません。外敵にはがむしゃらに突っ込んでいくからです。
 ただし、突破力だけでは限界に突き当たります。そこで武田信玄の言葉が思い出されてなりません。とくに、古希を過ぎた私には身に染みる名言です。
「戦いは四十歳以前は勝つように、四十歳からは負けないようにすることだ。ただし二十歳前後は、自分より小身の敵に対して、負けなければよい。勝ちすぎてはならない。将来を第一に考えて、気長に対処することが肝要である」。いよいよこれからは百歳を目指す時代でもあります。突破力を大切にしながらも、「気長に対処することが肝要」ではないかと思います。
 
今年も何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。    合掌
 
 平成29年も祈りの心で原発事故からの復興を                                                2017.1.7
 福島第一原発の事故から今年は6年目にあたります。いかに昨年7月の段階で避難者が9万人を下回ったとはいえ、未だに故郷を離れて暮らしている人たちがいるのです。さらに、低線量被曝による健康への影響ははっきりしていません。甲状腺癌や白血病に怯えないといったら嘘になるでしょう。それでも福島県には約190万人が生活をしています。今求められているのは祈りの心ではないでしょうか。信仰心なくしては、逆境に打ち克つことはできないからです。本年もまた御協力ご支援のほどよろしくお願いいたします。 合掌
 
原発事故から5年目を迎えて                                                             2016.2.21
 20113月11日の福島第一原発の事故から今年で5年目を迎えますが、未だに福島県はその後遺症に悩んでいます。とくに浜通りや中通りは今も除染が行われており、それこそ元にもどったわけではありません。
 会津地方も風評被害で大きなダメージを受けており、それが観光や物産にも暗い影を落としています。さらに、福島第一原発から半径20キロメートル以上離れているか、離れていないかでも国の対応が違っていることについて、疑問視する声が県民の間から上がっています。年間1ミリシーベルトが問題になっていますが、将来どのような影響が出るかは分かっていません。   福島市や郡山市では除染された土が庭に放置されているのが実情です。私は天台宗の一僧侶として、今後ともさらに、祈りを通して福島県の復興にお役に立てればと思っています。合掌
 
 無題                                                 2016.1.26
 今年は多難な年であるともいわれていますが皆様はいかかお過ごしでしょうか。福島第一原発の事故から5年目になろうとしています。福島県は未だに再生の途上にあります。原発事故も終息したわけではありません。今求められているのは祈りの心ではないでしょうか。
本年の天台宗の言葉は「常不軽」(法華経20品)です。常に軽視されない、常に軽視しない、常に軽んぜつということです。「我深く汝を敬ひあいて驕慢せず所以はいかんともなれば汝等は皆、菩薩の道を行じて将に作仏することを得るべし」「我、あいて汝等を軽しめず。汝等は当に作仏すべきが故に」とあります。釈尊がまだ修行していた過去世、すなわち常不軽菩薩の時代に一切の衆生は仏性があるからといって上句を唱えて四衆を礼拝した。これもまた伝教大師様の(一隅を照らす)の御教えを踏まえています。   合掌
 
 私にとっての「尽真心」 3.11を前にして                                                  2015.3.1
 3.11の地震、福島第一原発の「メルトダウン・スルーダウン」は、過去の出来事ではなく今もなお深刻なものがあります。
大惨事によって多くの日本人は、つつましい生活の大切さを再確認することになったはずです。家があって家族がいて、落ち着いた日々の暮らし。それが奪われてしまったのですから、筆舌に尽くしがたぃものがあります。
  比叡山の本年の言葉は「尽真心(じんしんしん)」です。「偽りのない真の心で、混じり気のない濁りなく澄んだ心」を意味し、伝教大師様の「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」の御教えを踏まえています。
 今、会津にも春の足音が聞こえてくる季節になりました。昨年から私は杖をつき鐘を鳴らして会津の霊地を回っておりますが、夏までにはその記録をまとめたいと、思っております。
 私にとっての「尽真心」は、会津在住の天台宗の一僧侶として、祈りをささげることです。失われた心を取り戻すには祈るしかありません。人としての温もりや優しさも、そこから生まれてくるのではないでしょうか。
 伝教大師(最澄)の志は今も生きている今まさに仏と神は私たちに試練を与えています< 私たちを救い出す菩薩や神が現れる、いやもう現れている、心配はすることない。  合掌
 
 東日本大震災から3年目を迎えて                                       2014.3.10
 東日本大震災からまる3年目を迎えましたが、福島第一原発事故もあって、今もなお人びとは不安な生活を強いられています。死者行方不明者は約2万人にものぼります。さらに、復興庁が今年2月26日に発表した避難者の数は約26万7千人で、このほか、原発事故の影響を恐れて、自主的に福島県から離れた人が約2万人とも見られています。
 津波の被災地については、徐々に復興が進んできていますが、問題なのは放射性物質によって汚染された地域です。福島県の中通りや浜通りに住む人たちは、除染などで線量は低くなったとしても、それこそ年間の被曝線量は1ミリシーベルトを超えることころが大半であり、とくに心配されているのが子供への影響です。
 福島県の36万人の子供たちに対する子児甲状腺超音波検査は、平成25年12月31日の時点で、一次検査の受診者は約27万人。そのうちの94・4%に検査結果が通知され、1786人が二次検査対象者とされました。細胞診検査で75人が悪性の疑いが持たれ、小児甲状腺癌と確定したのは33人でした。その数が多いか少ないかは議論の余地がありますが、福島県民は現在も被曝の現実と向き合って生きているのです。

 また、福島第一原発をめぐっては、メルトダウンどころか、メルトアウトして、原子炉中の燃料集合体が建屋を抜けて外部に漏れ出し、それが地下水に触れれば再臨界になる可能性も取りざたされています。今後どのような経過を辿るかについては、まったく予測がつかないのです。
 人々が不安におののいているのであれば、なおさら日々の祈りが大事になってきます。それはまさしく、今から1100年前に、慈覚大師円仁様が東北で行われた祈りの心を受け継ぐことです。
 とくに、今年の天台宗の言葉は「挑心燈(ちょうしんとう)」であり、「心に燈(ともしび)を挑(かか)げよう」の意味があります。武覚超執行様が昨年12月、縦140センチ、横240センチの和紙に大書したその文字には、燈にこめられたたくましい躍動感に満ちています。天台宗の一僧侶として、今後も東北の暗闇を照らす燈を挑(かかげ)ていきたい、と願っております。
「忘己利他の精神」を忘れず頑張りたい。 合掌
 
 寒中お見舞い申し上げます   節分会 立春大吉祥                             2014.1.30
 千年に一度の東日本大震災とそれに伴う人災でもある福島第一原発一号~三号はメルトダウン四号はまだまだ予断は許されない、五、六号機は廃炉確定しました。
 福島の山や川などはセシウム等の放射性物質が多量に含まれています。今年は三周年です。伝教大師最澄、慈覚大師円仁の「志」は不惜身命です。福島県民は、「希望」「安心」「活力」「合力」を取り戻してもらう為には祈りの心が大事なのです。

寒さ厳しき折柄皆々様のご健勝をお祈り申し上げますと共に御自愛の程お祈り申し上げます。合掌

 
 謹 賀 新 年                                                                      2014.1.1  
 旧年中の御厚誼を感謝申し上げます。

御一家方々の御万福を御記念申し上げます。

千年に一度の東日本大震災とそれに伴う人災でもある福島第一原発一号~三号はメルトダウン四号はまだまだ予断は許されない、5.6号機は廃炉確定しました。
 福島の山や川などはセシウム等の放射性物質が多量に含まれています。今年は三周年です。伝教大師最澄、慈覚大師円仁の「志」は不惜身命です。福島県民は、「希望」「安心」「活力」「合力」を取り戻してもらうためには祈りの心が大事なのです。

「忘己利他」「道心」「山川草木みなほとけ」    合掌

 
 無題                                                 2013.529
 千年に一度の東日本大震災と人災でもある福島第一原発(1~3号はメルトダウン、4号はなんとかもつか、メルトダウンすれば東日本は終わる)3回忌は済みました。次は3周年に向かっています。
 
あと40年はどうにもならない。(チェルノブイリの60分の一が福島)外部内部被ばく、ホールボディーカウンターと子供の甲状腺がんの検査強化今後の問題は、ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウム、「非常に微量」と思っている。とんでもないことだ。
 
伝教大師の思いと「志」は、あと「実践」です。その実践とは「習慣の壁」を破ること、自分を高めようと挑んだ実践も身についてしまえば、習慣になる。さらに新たな課題に取り組む勇気を持ちたい。
 さらには大いなる「信仰の力」・・・太陽は無くなったのではない。
 悲観論が世を被いそうな時ほど希望の燈火を高く揚げよう。夜明けを信じ、一歩一歩共に歩もう。
国民とともにバランス的思考と目線に立って「福島は本当の意味でこれからが復興真最中」突進あるのみです! 本気、本気、本気!!  技術大国、日本の国土「助け合いの精神」老若男女ガンバロウ!
 おのおの方五歩前進 天台宗徒として祈りも忘れないでください  合掌
 
 千年に一度の東日本大震災と人災でもある原発事故                                              2012.1.1
 「今年は参回忌です」天台宗徒として祈りも大切です。
 傳教大師の思いと「志」は、あと「実践」です
その実践とは(習慣の壁を破る事。それには自分を高めようと挑むこと。(身についてしまえば習慣になる・更に新たな課題に取り組む勇気である)
国民と共にバランス的思考と目線に立って「復興真最中」突進あるのみ!!
技術立国である我らが国土「助け合いの精神」老若男女ガンバロウ!

福島を救うのは「信仰の力」だ!
おのおの方一歩・・・・前進  努めよ!努めよ!!

 
 千年に一度の東日本大震災と人災である原発事故                                                 2012.5.23
 一周忌を終え、天台宗徒として祈りも大切であるが傳教大師の思いと志は、あと「実践」あるのみ。

国民と共にバランス的思考と目線に立って復興に向かって突進あるのみ。 

       技術立国である我らが国土「助け合いの精神」老若男女ガンバロウ。

       半歩でも前に・・・・

第一原発四号機のメルトダウン即時解決することを祈る

来年は三回忌にあたります  おのおの方一歩前進